officeと他の汎用ソフトウェア/自分でつくる家系図
 
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 ここでいう汎用とは、作図のできるソフトウェアであって、家系図
 専用ではなく、いろいろな目的に使える事をいいます。
 
 代表的なものをあげておきます。
 
 ・Microsoft Office の Word&Excel&PowerPoint
    作図専用の本格的な作図ソフトに慣れた方にとっては物足り
    なく感じる事も多いでしょう。しかし市販のパソコンに予め
    導入されている事が多く、圧倒的なインストール数です。
    そのため、他の人にデータを渡したりするのに便利です。
    機能面でも家系図を描くのに必要な機能はひととおり
    持っています。
    ここで次回以後取り上げるのも、圧倒的なインストール数
    があるというのが最大の理由です。

 ・Adobe Illustrator  定価84,000円から
    http://www.adobe.com/jp/products/illustrator/
    自分では使ったことないですが、グラフィックデザインの
    プロ御用達のソフト。こまかいデザインの調整は自由が
    利くはずです。
    ソフトの継続性の点は問題ないでしょう。

 ・Microsoft VISIO  定価65,940円から
    http://office.microsoft.com/ja-jp/visio/default.aspx
    昔、使ったことがあります。こちらはビジネスグラフィックス
    向けなので、Illustratorほど自由は利かないですが、まあ
    家系図なら使えると思います。
    これもソフトの継続性は問題ないですが高価ですね。

 ・花子  定価7,800円(一般向け)
    http://www.justsystems.com/jp/products/hanako/
    一太郎と同じ会社のソフト。体験版がダウンロードできます。
    体験版を入れてみました。
    ワードやエクセルで使えそうだが、もうひとつ機能不足という
    コネクタという機能があるのですが、花子では家系図向けに
    使えそうにしあがってます。この値段なら、ひとつ入れておい
    ても良いかな?という気分になりました。
    ソフトの継続性は、たぶん平気でしょう。

 ・OpenOffice.org  無料
    http://ja.openoffice.org/
    MicrosoftOfficeとの互換性をうたっているオープンソースの
    ソフト。互換性というのはむずかしくて、世の中100%互換
    というものは聞いた事がありません。
    word,excel相当のソフトのほかにdrawという作画用のソフトや
    powerpointやaccess相当のものもあります。Officeより重たい
    ソフトです。
    自分で使っています。機能はそこそこですが、やはり
    互換性の問題があるので、皆さんどうぞ!とは言いません。
      他にも互換性をうたうソフトは数種類あります。


 これら以外に、設計図面作成を主目的にしたCADという分野が
 あり結構な数のソフトが出回っていいます。JW-CADなど無料で使える
 ものもあります。意外と家系図でも使えるかもしれません。ただし、
 縦書きや楷書フォントなど、うまく使えない可能性もあります。


WordとExcel, Powerpoint, OpenOffice.orgの相違について

  Microsoft Officeには多くのバージョンがあります。97から2003まで  は細かくは違うところがありますが、基本的に同じ操作で作図ができ  ます。しかし、2007は全く異なっています。2010年6月からは、新たに  2010という版も出荷の予定です。2010は操作面では基本的に2007の延長  となります。   当サイトでは普及度が高く、縦書きに適した機能の多いソフトウェア  であるWordでの作図方法を扱っていますが、同じMicrosoft Office の  シリーズには、ExcelやPowerPointというWordと同様な作図機能を  もったものもあります。  word2000のツールバー   これはWord2000の図形描画ツールバーで、ExcelでもPowerPointでも  同じものが使えます。しかし完全に同じとはいえず、後出の表のような  違いがあります。   Microsoft Officeの互換ソフトとして、無償で入手できる  OpenOffice.orgというソフトがあります。OpenOffice.orgには、  Word対応のソフトとしてWriter、Excel対応のソフトとしてCalc、  PowerPoint対応のソフトとしてImpressがあり、その他にDrawという  ソフトもあり作図ができます。  writer3.1のツールバー   これはWriter(バージョン3.1)の図形描画ツールバーです。ボタン  の数が少なく、Wordのツールバーの機能全てを含んではいません。含ま  れていない機能はまた別のツールバーに分けられています。  OpenOffice.org は Microsoft Office の互換ソフトとして開発されて  おり、操作が似ているだけでなく、データもある程度交換できます。  しかし、完全に同じという訳ではありません。また操作が判らない時に  聞ける人も多くはいません。使う場合は、これらの弱点を理解の上で  お使いください。しかし、無償で使えるソフトとしては良くできた  ソフトです。  比較表   表から判るように、それぞれに長所短所があり、残念ながらどれを  とっても一番というものはありません。結局、利用者が何に重きを  置くかで選ぶしかありません。  以下にこの表で比較した事について補足しておきます。  テキストボックス中の文字の均等割付け:     生没年月日や名前などに縦書きテキストボックスを使いますが、     文字数が異なっても同じサイズの中に均等に割りつける機能。     限られたスペースに多数の情報を書き込む際には、この機能     がないと、テキストボックス毎に文字間隔を設定するなどの     対応に手間どることになります。  文字の均等割付け見本     生没年月日は、最短は「平成一年一月一日生」で9文字、     最長は「平成二十一年十二月三十一日生」と14文字にも     なります。氏名で9文字というのは、普通ないですね。14文字     なんて、それこそない。それに対して、生没年月日の14文字は     別に珍しいことではありません。        氏名に対して、ぐっと小さい文字にしてしまえば、この長さが     問題になることはないのですが、あまり小さいと読みにくいです。        そこで使うと便利なのが、この「均等割り付け」です。文字列の     中に文字数が多くなっても、圧縮してつめてくれます。また、     文字数が少ない場合には、文字間隔を伸ばして配置してくれます。     このため全体にバランスのとれた図を作りやすくなります。     文字間隔を個々の文字列毎に指定する方法があり、それは     OpenOffice.org でも使えますが、この方法をとるとかなり手間が     かかります。     漢字にこだわるのを止めれば、次の縦中横が良い解決策です。  縦書きテキストボックス中の文字の縦中横:     右のように年月日などの数字だけを     横に並べてしまう機能。     横幅全角1文字の横書きテキストボックスで代替可能  縦中横見本  表示の拡大・縮小・移動の操作性:     拡大しての作図作業が多い場合に気になる問題です。     Office2000の場合       ズーム(プルダウン)、縦スクロールバー、横スクロールバー     Office2007の場合       ズーム(ダイアログボックス)、ズームスライダー、       縦スクロールバー、横スクロールバー       プルダウンからダイアログボックスに変わったので、マウス       の移動が増えてしまった。スライダーはページ左上を中心の       拡大・縮小。       ページ右下を拡大していて作図中に、更に拡大したい場合、       拡大するとページ左上に戻ってしまうので、スクロールバー       で再移動しなくてはならない。また図形が多くなるとスライド       に追いついてこないのでレスポンスが遅くなる。     OpenOffice.orgのWriter、Calcの場合       ほとんど同上だが、右下のズーム倍率数字の右クリックで       プルダウンから表示倍率を選択できる     OpenOffice.orgのImpress、Drawの場合       ズーム(ダイアログボックス)、ズームスライダー、       縦スクロールバー、横スクロールバー       ページ右下数字の右クリック       領域指定拡大、ドラッグによる移動       AdobeReaderと同様の領域指定拡大、ドラッグによる移動が       できる。スライダーによる拡大・縮小の中心は画面の中心       なので判りやすい。  図形削除、空クリック時の表示位置移動:     これも拡大しての作図作業が多い場合に気になる問題です。     例えばページの右下部分を拡大して、そこにある図形を削除したり、     図形をクリックしようとしたがずれてしまって背景をクリックした     場合に、ページ左上に表示位置が移動してしまうので、スクロール     バーで再移動しないとなりません。     「○なし」のほうが良いという事です。