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ゼ ロ か ら つ く る 家 系 図 (第12号)
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こんにちは、家系図制作舎サービスを運営している行政書士事務所
リーガルアシスト横浜の行政書士の清水です。
目次
1.家系図の作成 〜 家系図用パソコンソフト 〜
2.ミニ知識 〜 個人電話帳 〜
3.編集後記
はじめに、このメルマガでお話する事について、
ざっと概要を書いておきます。[第x号]というのは
すでに話したところです。[■]は今回の話です。
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家系情報の取得((住民票[第1号]=>)戸籍の取得)
戸籍の取得
戸籍/除籍/改製原戸籍[第2号]
どこからどうやって取得するか[第3号]
謄本/抄本[第3号]
定額小為替[第2号]
戸籍謄抄本等請求書(地域により名前は異なります)[第3号]
本人確認資料[第4号]
住民基本台帳カード[第6号]
本人とのつながりを示す資料[第4号]
戸籍の読み取り
書式の種類[第2号]
戸籍に関係した法律[第5号]
記載原因[第6号]
個人情報欄[第6号]
本籍欄、戸籍筆頭者欄、前戸主欄、事項欄[第7号,第8号]
戸籍をたどりかた[第9号]
数字、変体仮名、地名[第9号]
作図
家系図のスタイル[第10号]
ソフトウェア選定のポイント[第11号]
家系図用パソコンソフト[■]
家系図用ネットワークサービス
wordでの作図 テンプレートの使用
fontの設定など
その他
長期保存[第4号]
プリンタ[第5号]
紙[第7号,第8号]
巻物・和本など[第10号]
インターネット検索[第9号,第10号]
図書館の利用[第11号]
個人別電話帳[■]
その他
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1.家系図の作成 〜 家系図用パソコンソフト 〜
前回、以下のように書きました。
>専用のソフトウェアやサービスは、当然のことながら、家系図作成の
>機能は豊富で手間はかからないという利点はあります。ですので、
>そういう仕組みで入力データをきちんと印刷できるものであれば、
>印刷物と一緒に保管するというのも手ではあります。
会社であれば、経費、在庫管理、販売管理などのシステムが使われて
いたりするでしょう。これらはワードやエクセルなどの汎用ソフトに
比べると、多くの処理が自動化されていて、例えば伝票を1枚入力
すると、会社全体の集計数値にも自動的に反映します。その代わり、
今までワードやエクセルしか使ったことのない人がいきなり見て
使えるかというと、そうはいかないでしょう。また、伝票にメモを
入れておこうと思っても、あらかじめそういう機能がシステムに
組み込まれていなければ、どうにもなりません。また、これらの
ソフトを日常的に使うのでない場合は、使うたびに操作に迷ってしまい
マニュアルをみたり、人に聞く必要があるかもしれません。
これらのワードやエクセルなどの汎用ソフトと比べた長所・短所は、
家系図用ソフトウェアやサービスでも、同様です。
(長所)
・関連のあるデータは自動処理されるので、
入力が省ける
修正も楽
(短所)
・慣れないと、どう使ったら良いか判りにくい
(久しぶりに使う場合も同じ)
・融通が効かない
・他人にデータを渡しても相手が同じソフトを持っていないと見れない。
家系図作成ソフトに特徴的な機能とは何でしょう?
ひとつは、個人の名前や続柄、生没年月日などの属性情報を
入力・変更する機能
つぎに、人と人とのつながりを入力・変更する機能
配偶者・親子など
配置・結線機能
個人を兄弟毎などにまとめて自動的に配置するもの
もあります。
また、配偶者や親子などを自動的に結線する機能は
ほとんどのソフトが持っています。ただし、個人の上に
線が重なったりしてしまうこともあるので、それを避ける
機能も持っているのかなど注意点になります。
これらの機能が全部自動的にできると良いのですが、
プリント基板や回路を設定するソフトに類似した機能で
なかなかに高度で難しいようです。
見え方を指定する機能
縦型で表示するのか横型で表示するのか
全員を表示するのか、指定した部分を表示するのか
個人の属性情報のうちの何を表示するか
個人に枠をつけるのか
表示する大きさや文字の書体
などを指定する機能です。
インポート・エクスポート機能
もともとエクセルで名簿を作っていたときに、そのデータを
個人の属性情報として取り込むような時に使うのがインポート。
逆に家系図ソフトに入力した情報を取り出すのがエクスポート。
これらの長所・短所や機能を比べて選べば良いでしょう。何を重視するか
どこまでのレベルで満足できるかは個人次第なので、どれかをお奨め
する事はしません。
個人的には、いくつかのソフトを試したものの、最終的な表示・印刷が
満足できないので、結局使ってません。
では、ソフトの一覧です。ほとんど揃っていると思います。高いほうから
並べました。
(1)家系図・つきあいデータベース ルーツ2006 26,800円
http://ycr-kakeizu.com/
最新情報は2009-1-1。
ある程度日常的に使ってもらう事を意識して
住所録機能などを強化してます。
体験版ソフトダウンロードあり。
(2)家康V2 17,000円程度で売っていたのが、なくなったようです。
(3)親戚まっぷ 3,200円
http://shinseki-map.jp/
最新情報は2008-8-11。
体験版ソフトダウンロードあり。
(4)VisualRoots2 2,500円
http://www15.ocn.ne.jp/~playcom/
機能は豊富なようです。最新の更新は2008-11-10。
体験版ソフトダウンロードあり。
(5)これならわかる。わたしの系図 1,470円
http://www.vector.co.jp/soft/win95/home/se414067.html
最新の情報は不明。
ちょっと見たところ、エクスプローラのように並べる機能の
ようでした。
体験版ソフトダウンロードあり。
(6)家系図ツールズ 1,000円
http://tadamatu0001.web.fc2.com/program/familytreetools/
最新の更新は2008-9-5?。
機能は豊富ですが、自動配置の機能はないようです。
体験版ソフトダウンロードあり。
(7)エクセル家系図 無料
http://www.ic-net.or.jp/home/hirotosi/
menu2 -> パソコン関連のところにあります
最新の更新は2008-3-29。
エクセルの上で動くソフトです。ただ、データベースを
直接編集するようなイメージなので、使うのは難しい
という印象でした。
(8)Personal Ancestral File 無料
http://www.familysearch.org/eng/default.asp
最新のNewsは2009-2-9。
日本語使用可。
末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教会)提供のソフト
前号で書いたソフトの継続性という点では、もっとも心配の
ないソフトだと思いますが、たぶん表示や印刷のスタイル
には満足できないと思います。
(9)Family Tree Builder 無料
http://www.myheritage.jp/
最新のブログ更新は2009-2-20。
日本語使用可。
ネットワークサービスとパソコン上のソフトと
両方あるようです。
こちらも、とても大規模な利用者を持っているようですが、
これだけの利用者を持っていて無料というのが
正直なところ却って不安に感じます。
次回は「家系図作成に特化したネットワークサービス」の紹介です。
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2.ミニ知識 〜 個人電話帳 〜
人数の多い苗字の場合は、まったく使えませんが、人数の少ない場合は
そのルーツを探るのに個人別電話帳をめくってみるという方法があります。
その苗字が相対的に多い地域が、発祥の地だと推定するわけです。
で、その地域に行って郷土史家とか郷土史を扱っている博物館でも行けば
情報が手にはいるかもしれません。
昔は当たり前のように配られていた個人電話帳(ハローページ)ですが、
インターネットの普及や個人情報保護の関連で、日常的には見なく
なってしまいました。また記載しない人も多くなっていますね。
以下のページで閲覧できる場所を探せます。
http://tpnet.nttds.co.jp/zenkoku/etsuran/index.html
女優の蓮佛美沙子、NHKのドラマ「七瀬ふたたび」で初めて知った
のですが、とても珍しい苗字ですよね。
先日、図書館に行ったので、電話帳をみてみたら、横浜のあたりだと
1冊にひとりいるかどうかなのに、鳥取市だと20人以上もいました。
「姓氏家系大事典」でも非常に少ない記載で、なんと2行しかあり
ませんでした。どういう家系なのか興味がわきます。
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3.編集後記
みなさん献血やってますか。
献血をするといろんな検査をしてくれるので、健康管理に役立てることが
できます。またいろいろ記念品ももらえます。
来月15日からは、従来肝機能検査のひとつとしてやっていたASTと
いう検査に変えて、糖尿病関連のグルコアルブミン検査というのが実施
されるようになります。
全血の採血だと身体への負担も大きいですが、成分献血だとだいぶ少ない
ようです。ただ採血に時間がかかるのが難点ですね。
日本は食料だけでなく、血液の自給率も低いようです。
できたら参加しませんか。
http://www.jrc.or.jp/donation/index.html
せっかく読んでいただいているので、わからない所や、知りたいことが
あったら、質問してくださいね。
magazine@legal-assit-yokohama.com や
http://legal-assist-yokohama.com/kakeizu/QAform.phpから
質問をお送りください。
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