日本の姓のかなりの部分は地名が元になっているといいます。また、違う 観点ですが、古い戸籍をとると、地名が読めたのは良いが、現在のどこの 役所に請求したら良いかわからないということがおきます。 これらの問題を解決するために、地名の情報を得る情報源を上げます。 1.本 角川日本地名大辞典 (都道府県毎に分冊になってます) 大日本地名辞書 吉田東伍/著 冨山房 地名の研究 柳田国男/著 角川書店 日本地名大事典 渡辺光/監修 朝倉書店 日本歴史地名大系 平凡社 (都道府県毎に分冊になってます) 2.インターネット検索 「都道府県市区町村」 戸籍を請求するには、戸籍筆頭者あるいは戸主と本籍が必要ですが、 本籍地が現在の地名と異なっているときにどこに請求したら良いか わからない時にどうするかという問題に対して、 ひとつの回答として地名事典をメルマガの第13号で紹介しましたが、 インターネット上に素晴らしいサイトをみつけましたので紹介します。 「都道府県市区町村」 http://uub.jp/ 基本的に個人のサイトで、協力者を集めて運営しているようです。 過去の地名の変更履歴をみることができ、昔の地名から順次追って いけば現在の市町村もわかるので、現在の戸籍請求先も探せます。 丁寧に追跡する必要はありますが、例えば、 明治22年(1889.5.1)に東京府南葛飾区柴又村と金町村が、 合併して東京府南葛飾区金町村になり、 更に大正14年(1925.8.6)金町村が金町になり、 更に昭和7年(1932.10.1)に東京府東京市葛飾区金町に変わった 更に昭和18年(1943.7.1)に都制になり東京都葛飾区に変わった ことが判ります。 変更履歴のページは、 TOPページ=>市区町村変遷情報=> 「市区町村変遷履歴情報 都道府県別一覧」下の都道府県 で都道府県毎の変更履歴が出てきます。 ページ内の情報量が多いので、目的の地名を探すには、ブラウザ のページ内検索の機能を使うのが良いでしょう。 ブラウザのページ内検索の機能は、 編集=>ページ内検索 あるいは CTRLキー+Fキー で呼び出せます。 サイト内部での検索は、メニューのデータベース検索と サイトトップの右下のほうのgoogleでの検索とあります。 しかし、まあ大したものです。これだけの情報を集めメンテナンス してゆくというのは素晴らしい!感謝しながら使いましょう。 JAPAN KNOWREDGE 簡単にいうと、有料の百科事典サービスです。この中に、上で紹介 した「日本歴史地名大系」が入っています。行政区域の歴史的変遷 もみることができます。 http://www.japanknowledge.com/