(1)フォント化けの防止 フォントとは、文字の書体のことです。 普段の文書であれば、MSゴシックやMS明朝を使うことが多いと 思いますが、家系図となると毛筆で書いたようなフォントが欲しく なる方もいるでしょう。 そして、それを人に渡したら、書体が元通りみえないということが おきると思います。 例えばですが、 パソコンAにはフォントとして 家系図ゴシック体、家系図行書体、家系図楷書体があり、 このパソコンで、この3書体を使ってofficeで家系図を作成 パソコンBには、家系図ゴシック体だけがあり、家系図行書体も 家系図楷書体もないとします。 パソコンAで作成した先ほどの家系図をパソコンBでみたとします。 どうなるでしょう? 家系図ゴシック体で書かれたところは、もとどおり見えますが、 家系図行書体や家系図楷書体で書かれたところはもとと違って 見えるはずです。 これを防ぐ何か良い手はないでしょうか? officeで、ファイルする場合には次のようにします 名前をつけて保存=>保存画面の右上にあるツール =>全般オプション =>「TrueTypeフォントを埋めこむ」 と「使用されているフォントだけを埋めこむ」にチェック =>OK この機能はwordにしかないようです。 ただ、フォントの種類によっては出来ないこともあります。 また、見ることはできても編集できなくなることもあります。 これは、それぞれのフォントの著作権関係でそういう事を許可するか しないかという属性があるためで、一般の利用者が変更することは 出来ません。 誰かにみせるとか、自分も持っているプリンタだとA4しか印刷できない ので印刷屋さんで印刷してもらうなどの場合には、 次の方法が使えます。 それは、先日紹介した PDFcreater
を使ってPDFにする方法です。 プリンタとしてPDFcreaterを選んだ後に、 プリンタ名の右横にある「プロパティ」をクリック =>「詳細設定」 =>ドキュメントのオプション =>Postscript Options =>TrueType Font Download Option で「Automatic」から「outline」に変更 =>OK (2)フォントの種類 フォントはwindowsなどOSについてくるもの、officeなどのソフトに ついてくるもの、あるいはパソコンやプリンタなどのハードについて くるものなど色々あります。 このためパソコン毎にすこしずつ違いがあり、全く同じパソコンと いうのは余りないはずです。そのため、自分のパソコンでこのフォント が良いなあと思って文書をつくっても、人のパソコンでは見れないと いうの事はおきがちなのです。 毛筆系のフォントが欲しい場合、フォント単独で買っても良いのですが 結構高いものが多いです。手ごろなのは、年賀状用ソフトを買うこと ですね。フォント単独より、お値ごろでしょう。 人名につかう文字は結構異体字の多い場合があります。例えば「斉」の 字です。かなり種類が多いですね。このような文字を正しくだそうと すると、単独のフォントを買うしかないようです。 クレオのフォントがこの領域では安価ですが、 http://kakaku.com/item/03701724018/ でみると、安くても9000円程度です。(2009-5-15時点)