戸籍は本籍と戸籍筆頭者の組み合わせで識別されますので、これが判らないと取ることが出来ません。
昔の戸籍法では、戸籍が現在の住民票の機能も兼ねていたので、本籍=住所でしたが、現在では本籍は単なる識別用の記号のようなものです。といっても、日本国内に存在する場所でない といけません。逆にいうと日本国内に存在する場所であれば、現住所と全くことなった場所であっても構いません。
2009-2-19のasahi.comによると、 本籍「甲子園町1番」499人だそうです。
戸籍筆頭者は父親であることが多いので、判らない事は少ないですが、本籍ってどこか判るでしょうか。
場所そのものは知っていても正しく書けないかもしれません。戸籍は一般の住所の表記とは異なり、不動産の登記とおなじ地番表記となっている事が多いのです。
判らない方は、「住民票の写し」を手に入れましょう。「住民票の写し」を請求する用紙に「本籍と筆頭者をのせる/のせない」の選択肢があるので「のせる」を選択しましょう。
なお「住民票の写し」の請求では、その所帯の人であれば、請求理由の記載は不要です。
窓口に行けない場合は、郵送で請求することもできます。
郵送請求する際に送付するもの ・住民票交付の請求書 ・手数料(定額小為替・後記) ・返信用封筒(住所・名前記載) 各証明は請求者ご本人のお宅へ送付することが原則です。 勤先や居住地以外の場所へ送付を希望される場合は、 その理由を請求書に明記します。 ・本人確認書類 ・第三者の方が請求されるときは、必要な方との関係を示す資料
どこでも請求方法の概要は同じです。請求先は基本的には住民登録している役所です。
それぞれの地域での請求方法は、yahooやgoogleで、キーワードを「住民票 郵送請求 その地域名」と3個指定して検索したら、すぐに見つかるでしょう。
住民票や戸籍の郵送請求では、通常は現金書留もしくは定額小為替で費用を送るようになっています。
送金の手段はいろいろあるけれど、その中で小額を送るのに便利なもの、です。額面は50円、100円、150円、200円、250円、300円、350円、400円、450円、500円、750円、1000円の12種類。1枚発行するのに手数料が100円かかります。
戸籍が450円/通、除籍・改製原戸籍が750円/通なので、それぞれの金額分の小為替を発行してもらうと、手数料と併せた金額は、100円足して550円、850円になります。住民票の写しは通常は300円/通なので、400円になります。
2009/3 以前は7種類だったのですが12種類に増え、住民票や戸籍の1個の請求で組み合わせる必要がなくなりました。
定額小為替に対して、普通為替というのがあります。こちらは、指定金額で1枚の為替を作ることになり、3万円未満は420円、3万円以上は630円の手数料になります。