人数が多いとき/自分でつくる家系図
 
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  自分についていうと父母両方とも追いかけた結果、戸籍に登場する人は
  自分を含めて7世代200人以上になりました。父親側はずっと横浜近辺
  だったので、火災や空襲でなくなってしまった戸籍も多いので、人数の
  2/3以上が母親側です。という事は、両方とも十分に追跡できた場合
  には、300人に達する可能性もあるでしょう。

  そうなるとなかなか大変です。
  
  家系図のスタイル[第10号]にかいた、基本的な結線の仕方で、且つ名前
  +続柄+生没年を戸籍に登場する人物すべてについて描こうとすると、
  かなりのスペースを必要とします。
  
  文字サイズと人数の限界をみるためのサンプルを作ってみました。
  A3サイズに30人×7段のもの

       word版PDF版  (2009-6-18リンク修正しました)

  生没年の文字サイズは、このあたりが小さいほうの限界ではないで
  しょうか。ぎりぎり一杯につけて30×7=210で、接続用の線を曲げて
  詰め込んだとしても150人程度が、基本的な描き方では限界でしょう。
  手描きでは、このサイズも困難かもしれません。
  
  
  アンケートに答えて下さった方の具体的な状況がみえないので、
  いくつかの可能性を考えてみます。一応、縦系図を基本とします。

 (1)父方と母方を分ける
 
    詳細なものは、母方と父方を分けます。全体を把握しやすくる
    ために、直系のみの図を追加的に作ってもよいかもしれません。

 (2)生没年は入れずに結線方法は基本どおりで全体図をつくる

    生没年をなしにするのなら、名前をもう一段階小さくすることも
    可能です。そうすれば、なんとか入るのではないでしょうか。
    尤も、この場合、やはり詳細な情報の入った図が欲しくなるで
    しょうね。詳細な情報の入った図については、全体でなく部分に
    分けて作成してはどうでしょうか。

 (3)記載方法を変更する

    人数が多くなると、単にスペースがきついだけでなく接続関係が
    複雑になり、基本どおりの結線方法ではうまく行かなくなります。
    線が重なったりします。
     例えば、叔父・叔母の配偶者の父母を描こうとするような場合
    です。このような場合、直系以外の父母は、横に添書きしてやると、
    すっきり収まります。
     また違う例ですが、婚姻を示す二重線を、末弟と長女が婚姻する
    場合を除いて、基本どおり描こうとすると、兄弟姉妹を突き抜けて
    しまいます。このような場合には、夫婦の下に直線を少し伸ばして、
    その直線どおしを二重線で結ぶ方法があります。
    もうひとつの方法としては、直系以外の兄弟姉妹は生没年なしで
    名前を小さくして並べてしまうという手があります。

    記載スタイルの変更

 (4)横系図にする

    巻物や折本で使う横系図にしてしまうという案もあります。
     尤も、横系図をいきなり描くのは難しく下書きとしての縦系図
    は必要になるでしょう。また、全体の関係をみるうえでは、
    横系図ではわかり難いので、(2)案との併用が必要かもしれま
    せん。