ソフトウェアの選定ポイント/自分でつくる家系図
 
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  ソフトウェアでの作成にしぼって話を進めます。最終的には、
  なんらかの形あるものにしたいのだと思いますが、その場合でも
  ソフトウェアで途中までは作成するほうが楽でしょう。
  
  まったくソフトウェアを使わずに作るという方には、ポストイット
  を使うことをお勧めしときます。いきなり描いてしまうと、配置を
  変更するのが大変です。
  
  
  さて、ソフトウェア選定のポイントです。
  
  当事務所の家系図のホームページ、どんなキーワードで来る人が多い
  と思いますか?TOP2は「家系図あるいは家計図」、次はこれに
  加えて「作成」です。その次が
  
  	・「家系図 フリーソフト」
  	・「家系図 サザエさん」
  
  になります。昨年は「徳川」も上位だったのですが、さすがに減って
  きました。
  
  yahooでもgoogleでも、「家系図」で検索すると、これらが検索の候補
  で出てきます。候補にでるから上位なのか?上位だから候補なのか?
  鶏と卵みたいですが、あの検索候補を示す機能で、上位はより上位に
  なりやすいのは確かでしょうね。
  
  
  そんな訳で、フリーソフトへの関心は高いようですが、この読者の方
  はどうでしょう?
  
  
  現在、ソフトウェアを使って家系図をつくるという場合、大きくは
  3種類に分類できます。
  
  	・家系図作成に特化したパソコン上で動くソフトウェア
  	・家系図作成に特化したネットワーク上のサービス
  	・wordなどの汎用的なソフトウェア
  
  
  選ぶ基準としては、価格、機能、サポートなどいろいろ考えられますが
  次世代までデータを引き継ごうと考えるならば、継続性というのが
  大きな基準になるでしょう。

  データを記録し、保管するメディアの耐久性については、以前第4号で
  書きましたが、ここでいうのはいつまでそのデータを読めるソフト
  ウェアが継続するのか?という事です。
  
  今、自分が使えれば良いということであれば継続性はあまり考える
  必要はありません。
  
  しかし、次世代といってもねえ、GMやフォードだって来年存在するか
  判らない時代、マイクロソフトやグーグルだって先の事は判らないから
  考えようもないと思いますか。
  
  たしかに、マイクロソフトやグーグルだって先行きは判らないですが、
  ある程度大きなシェアを占め、利用者を持ったソフトのデータは他の
  会社が放っておきません。互換性のあるソフトウェアやサービスが出て
  きます。互換性といっても100%の互換性というのは難しいですが、
  そこそこのものは出てくるでしょう。
  
  
  この観点からみた場合、正直なところ、専用ソフトウェアや専用の
  サービスは、どれも充分に安心できるというレベルの利用者規模には
  達していないと思います。
  
  個人的にはメジャーよりマイナー好みなのですが、ここではマイナー
  をお勧めするわけにはいきません。
  
  
  専用のソフトウェアやサービスは、当然のことながら、家系図作成の
  機能は豊富で手間はかからないという利点はあります。ですので、
  そういう仕組みで入力データをきちんと印刷できるものであれば、
  印刷物と一緒に保管するというのも手ではあります。